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静岡市とは

静岡県の県庁所在地で政令指定都市として発展を続ける、静岡市。県のほぼ中央に位置し、北は標高3,000m級の山々が連なる南アルプスから、南は最大深度が約2,500mの駿河湾まで、標高差 実に約5,500mと いう世界的にも珍しい地域です。このダイナミックな地形が、自然の景観や美味しい水、たくさんの農産物や海産物をもたらしてきました。
また、徳川家康に愛された街としても歴史的にも有名で、城下町として栄えた静岡市は、現代においても町や通りの名にその面影を残しています。
都心からのアクセスもよく、穏やかな気候と恵まれた自然環境の中で発展した都市として、一年を通し観光客を魅了し続けています。

徳川家康が愛したまち

今川家の⼈質として過ごした幼少期、戦国大名として成長を遂げた壮年期、江⼾幕府の⼤御所となった晩年期と、家康は⽣涯で最も⻑い時間を駿府こと静岡市で過ごしました。家康が晩年の居城に駿府城を選んだのは、幼少期を過ごした⼼の故郷であり、美しい富⼠⼭の眺望、温暖な気候、⽶が天下⼀品であることも、その所以とされています。
また、「⼀富⼠⼆鷹三茄⼦」のことわざにあるように、「駿河には⼀に富⼠⼭がある。⼆に鷹がよい(家康は軍事訓練の⼀環として鷹狩りを奨励していた)。三に茄⼦(家康の好物とされる折⼾なす)が美味い」という説もあるようです。
家康は、⾃⾝の遺⾔により没後久能⼭に埋葬され、久能⼭東照宮の社殿は、今では国宝に指定されています。今川時代から商業の中⼼として栄え、家康によってさらに整備された城下町は、今日その情緒を街の至るところで感じることができます。
駿府城公園
久能山東照宮

ホビー模型の世界首都

豊かな森林資源に加え、駿河指物や駿河挽物をはじめとする⽊⼯技術の発展によって、ここ静岡市には⽊製模型メーカーが数多く誕⽣。現在はプラモデル製造メーカーへと転⾝し、模型の世界⾸都・静岡を支えています。世界中の模型ファンが聖地として崇める『 TAMIYA 』をはじめ多くの模型メーカーが存在し、毎年行われるイベントには世界中からファンが集います。

お茶の香りがする町

家康は、お茶会なども開催するほどお茶を愛飲していました。葵区の⾜久保のお茶は江⼾城へ献上されていたという記録も残り、駿府城下にはお茶の取引をする「茶町」が誕⽣、静岡茶が全国に広まるきっかけとなりました。今でも「茶町」の路地には、どこからともなく茶葉を焙煎する芳ばしい香りがどこからともなく漂ってきます。

海・山・川と、温泉

駿河湾、日本平、井川、梅が島など、静岡市中心部から車で走れば、あっという間に大自然の息づかいに包まれます。
釣りやマリンスポーツ、トレッキング、バーベキューやキャンプなど、気軽にアウトドアを楽しめるのも大きな魅力。
また、伊豆や熱海とは違う趣のある温泉が点在するのも静岡市ならではです。

一年中開催される個性的なイベント

静岡市では年間を通して、ここでしかない個性的なイベントが数多く開催されます。30年の歴史を持つ、『大道芸ワールドカップin静岡』をはじめ、仏・カンヌ市との姉妹都市で実現した映画の祭典『シズオカ×カンヌウィーク』、毎年、約7万人の来場者が見込まれる『静岡ホビーショー』は静岡市が‘模型の世界首都’を宣言するだけのビッグイベントで、周辺の宿泊施設は全て満室となるほどです。

駿河伝統工芸

駿府城築城、久能⼭東照宮、静岡浅間神社の造営に際し、全国から優秀な職⼈たちが駿府に集められました。その技術は連綿と受け継がれ、静岡市には多くの伝統⼯芸品や郷⼟⼯芸品が存在します。
[ 伝 統 ⼯ 芸 品 ]駿河⽵千筋細⼯、駿河雛具、駿河雛⼈形
[静岡県郷⼟⼯芸品]駿河漆器、駿河蒔絵、駿河塗下駄、駿河張下駄、駿河和染、駿河指物、駿河挽物、賎機焼、井川メンパ

大自然の恵みと食

深い南アルプスから駿河湾まで、その特異な地形と温暖な気候が、お茶以外にも大変多くの農産物や海産物を育んできました。
また豊富で美味しい水は、お米や山葵、日本酒といった日本食文化には欠かせない食材も作り出しています。
一年を通して味わうことのできる季節のご馳走は、静岡の旅をより一層、華やかにしてくれるでしょう。

静岡の商店街通りの紹介

  • 呉服町通り
  • 七間町通り
  • 伝馬町通り
  • 両替町通り
  • 駅南銀座通り
  • 北街道・鷹匠

ごふくちょう呉服町通り

街なかで人通りが一番多く、賑やかな目抜き通り。
老舗のお茶屋やおしゃれなキッチン雑貨などがごく自然に軒を連ね、幅広い層の方がお買い物を楽しめます。かつて駿府城下町の中⼼地として、商⼈や染物師が住んでいた“呉服町”や“紺屋町”。
当時の粋な賑わいが今も続いている場所です。

しちけんちょう七間町通り

アートや文化といえば七間町。かつて発展した演劇や映画などの文化は、現在ホログラムシアターや多彩なイベント開催など、七間町の地にしっかりと根付き感度の高い人たちに支持されています。
静岡市の繁華街のなかでも最も歴史がある商店街とされ、大理石や間接照明を使った街並みも魅力的。

てんまちょう伝馬町通り

東海道五十三次の19番目の宿場である府中宿の一画にあり、“伝馬”の役割を持っていたことが町名の由来。
宅配便のスタッフが忙しそうに行き来する通りには、おもちゃ屋、駄菓子屋、もぐさ屋など、昔ながらの個性的なお店もまだまだ健在で、歴史を伝える石碑も数多く存在します。

りょうがえちょう両替町通り

昼間はひっそり、夜の歓楽街といえば両替町通り。老舗の飲み屋から個性的なBAR、クラブやライヴハウスなど、一軒目、二軒目、朝まで? 一通り揃います。かつて銀貨鋳造所“銀座”が設けられ、金銀の両替商が置かれていたことに由来する、この両替町は後の東京・銀座の前身なのです。

えきなんぎんざ駅南銀座通り

“えきなん“で親しまれているこのエリアは、駅北側の賑わいと異なり、ゆっくり静かに落ち着ける地元に愛さる飲食店が多いのが特徴です。
全長400メートルほどの商店街は、1946年に発足した70年以上の歴史を持ち、地元に根差した雰囲気が漂います。

きたかいどう・たかじょう北街道・鷹匠

これぞアーケード街を地で行く、北街道の商店街通り。
地元の子供たちの成長を永く見守ってきたことが伺える、学生服や老舗のスポーツ用品店。町中華から、自家焙煎の珈琲店やクラフトビール、北街道南の鷹匠エリアには洗練されたショコラトリーやBARなど、こじんまりと個性的なお店があるのも特徴。