2023年05月03日
【こだわりの逸品】絵本とおもちゃの専門店「百町森」
まるでおもちゃの国に迷い込んだかのような雰囲気で
大人も子供も楽しめる!
店内に入った瞬間、まるでおもちゃの国に迷い込んだかのような雰囲気に包まれる
絵本とおもちゃの専門店「百町森(ひゃくちょうもり)」さん。
取り扱っているのはドイツ製を中心とした木のあたたかみがあり、デザインも美しいおもちゃや、
小さいお子さんに読む絵本や中高生向けの本はもちろんのこと、
外国の絵本に保護者向けの本まで幅広くラインナップしています。
入り口左側のスペースには、大人もワクワクしてしまうプレイオン(有料・要ネット予約)。
週末はたくさんの予約があり、子供達の楽しそうな声が聞こえてきます。
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静岡市葵区鷹匠で、幅広い層に長年愛されるその魅力を深掘りすべく代表の柿田さんにお話を伺いました。
百町森(ひゃくちょうもり)を開店されたきっかけはなんですか? |
柿田さん)
学生の頃「月刊絵本」という雑誌があって、それを見るのがとても楽しみでした。
あるときニューヨークに子どもの本専門店があるというのを聞いて、
「自分のやりたいことだな」と思ったのがきっかけです。
お店の名前「百町森」は、くまのプーさんの住む森が由来だと伺いました。 |
柿田さん)
そうなんです。
学生時代にアルバイトで家庭教師をしていた頃、生徒の一人にものすごく読書家の男の子がいまして、その子の部屋は本だらけでした。その子に、一番好きな本は何?と聞くと、「くまのプーさん」と。その子は宮沢賢治をはじめ世界の児童文学をとことん読んでいたんです。
そんな子が魅力を感じる「くまのプーさん」には、ただ可愛いだけではない物語なんだなという思いがありました。
お店を開く時、児童文学から名前をつけたいなという思いがあり、彼のことを思い出したんです。
おもちゃや絵本をセレクトされる際に大切にされていることはありますか? |
柿田さん)
「子どもにこびないものを」というのが大切なポイントです。
つい、子どもってこの程度だろう、子どもの気を惹こう、と考えてしまいがちです。
子どもはいずれ、大人になる存在。
美的なものや、木のあたたかみなど、大人にも魅力を感じてもらえるものを選んでいます。
特に小さい子には五感を大切に育むものがいいと思います。
プラスチックが悪いということではないんです。
プラスチックにしかできないこともある。
でも、近年の環境意識の高まりから、自然素材のおもちゃが注目されていることは確かです。
編集部)
木製ですと、長く使える商品が多いですよね。
柿田さん)
そうなんです。
子どものために揃えたものが、孫のために大活躍する、そんな商品が多いですね。
デザインがロングライフなものが多いので、大人も楽しんでもらえるという視点も一つの要素です。
デパートやおもちゃ屋さんによく置いてある電気で動くもの、光るものやキャラクターものは置いていません。
店内は音楽も流さず静かな環境で選んでもらいたいという思いがあります。
またコマやけん玉などの日本の伝統的な伝承玩具も置いていますよ。
エキサイトダウンタウン静岡は、静岡市街地を存分に楽しんでもらうための情報サイトです。 百町森さんでの楽しみ方のコツはありますか? |
柿田さん)
大人に、おもちゃを選んで欲しいですね。
子どもに選ばせると思い込んでいる方が多いんですが、興味の対象があるものに偏ってしまいます。
汽車が好きな子は汽車が欲しいし、恐竜が好きな子は恐竜のおもちゃばかり選びます。
そこに積み木を用意してあげると、可能性が広がりますよね。積み木を選び、環境を整えるのは大人の役割なんです。
小さいお子さんへの絵本は、ぜひ大人の方が読んであげてください。
お子さんが自分で読んでしまうと、文字を追う、読むという行為に集中してしまいます。
大人が読んであげることで、想像力を膨らませることができるんです。
また、親子で楽しめるプレイオンが2022年の夏から再開しました。
WEBサイトから予約できますので、親子でぜひ遊びにきてください。
柿田さん、貴重なお話をありがとうございました!
お店の中は、子どもだけでなく大人もワクワクするおもちゃや絵本で溢れています。
柿田さんをはじめ、知識が豊富なスタッフの皆さんに相談すれば、ピッタリのおもちゃや絵本が見つかるはず。
お子さんがいる方はもちろん、お子さんがいない方も、プレゼントやお祝い選びにおすすめです。
百町森さんで大人気のプレイルーム「プレイオン」の予約はこちらから。
https://www.hyakuchomori.co.jp/blog2/2022/07/713.html
お店の詳細はこちらをご確認ください。